私がアラビア語に人生を変えられた理由

カテゴリー:講師プロフィール|アラビア語学習

大学入学時、第二外国語としてアラビア語を選んだことが、ここまで人生に大きな影響を与えるとは思っていませんでした。 アルファベットから始まる学習、発音や文法体系の大きな違いに戸惑いながらも、 次第に私はアラビア語そのものだけでなく、その背景にある文化や価値観に強く惹かれていきました。

モスクでの出会いが価値観を変えた

学習を始めてから3か月ほど経った頃、近くのモスクを訪れる機会がありました。 見ず知らずの学生だった私を、ムスリムの方々はとても温かく迎え入れてくださいました。

この体験は、私にとって非常に新鮮な異文化経験であり、 「もっとアラビア語を深く知りたい」という気持ちを強くする決定的なきっかけになりました。

独学と実践で「生きたアラビア語」に触れる

大学の授業だけでは次第に物足りなくなり、授業を先取りする形で独学を本格化しました。 文法書や語彙集、音声教材に加え、アラビア語のニュース、ドラマ、SNS、YouTubeなどを活用し、 「実際に使われているアラビア語」に触れる時間を意識的に増やしていきました。

その結果、大学での1年間のアラビア語講座をトップの成績で修了しました。

進路変更、そしてアラビア語研究へ

講座修了後も関心は衰えず、進路を見直して言語学を専攻。 アラビア語を一つの言語として捉え、その構造や特徴を学術的な視点から研究しました。

また、学内のアラブ人留学生に声をかけ、異文化交流サークルを立ち上げ、 日常的にアラビア語を使う環境づくりにも取り組みました。

内定辞退、そしてクウェート留学へ

就職内定を得るも、「もっとアラビア語の道を究めたい」という思いが勝り、内定を辞退。 その後、毎年日本から8名のみが選抜されるクウェート政府奨学金を受給し、留学を決意しました。 なお、この留学が私にとって初めての海外経験でした。

現地で突きつけられた「話し言葉の壁」

クウェート到着後、日本で学んできたアラビア語が現地の話し言葉ではほとんど通じない現実に衝撃を受けました。 日本で接していたアラブ人の方々が、私に配慮して標準語を話してくれていたことを、この時初めて理解しました。

留学中は、日常会話、教育現場、公的な場、友人同士の会話など、 場面によって言葉がどのように変化するのかを実体験として学びました。

私の強み:
話し言葉と標準語の違いを「感覚」ではなく、
「なぜそうなるのか」「どの場面で使うのか」を言語化して説明できること。

留学後、そして現在

帰国後も国内のアラブ人との交流を続け、観光ガイドや言語交換を通して、 日本人学習者がつまずきやすいポイントを客観的に把握してきました。

現在はオンラインを中心に、文字・発音・文法・会話まで幅広く指導しています。 指導歴は2年以上、小学生から社会人、海外勤務者まで対応してきました。

私自身が第二外国語として学び、独学と留学の両方を経験しているからこそ、 学習者の不安に寄り添った指導ができると考えています。

これから

現在は再び内定を辞退し、アラビア語オンライン講師として活動する道を選びました。 慶應義塾大学主催のスピーチコンテストでは2位を受賞し、 YouTubeを通じたオンラインコースの提供も開始しています。

アラビア語は、私の人生を確実に変え、豊かにしてくれました。 この言語を通して、皆さんの世界が少しでも広がるお手伝いができれば幸いです。

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